中止後に体重はどうなるか:なぜ互いに矛盾する三つの数字を同時に目にするのか
「この薬をやめたらどうなるか」については、三つの数字が最もよく流布している。14%[F1]、82.5%[F6]、そして三分の二[F11]である。互いに矛盾して見えるが、実際には測っているものがまったく違う。一つはある時点を基準とした体重の変化率、一つは「何割の人が」という人数の割合、もう一つは「以前に減った分のどれだけを取り戻したか」である。本稿は三つの数字について、原典、分母、測定の起点を一つずつ分解する。さらに、試験の数字が扱っていない層を補う。臨床試験における中止は研究デザインが用意したものだが、実臨床データが測っているのは処方や調剤の記録に生じた中断である[F20]。この二つを同じ段落に書くことはできない。本稿のすべての数値には出典とエビデンスの階層を付し、こちらで計算した数値についてはその計算過程も示す。

一、まず結論:三つの数字は同じものを測っていない
この薬をやめた後どうなるかを検索すると、最もよく行き当たるのは次の三つの言い方である。
- 「中止後に体重が 14% 戻る」
- 「82% の人が一年以内に元に戻る」
- 「およそ三分の二は戻る」
並べて読むと互いに争っているように見える。しかし原論文を開いてみると、三つはそれぞれ別の資料に由来し、別のものを測っている。
| 流布している言い方 | 元の数字が実際に測っているもの | 出典 |
|---|---|---|
| 14% 戻る | 中止群の第 36 週から第 88 週までの、第 36 週を基準とした体重の平均変化 | SURMOUNT-4 主試験[F1] |
| 82% | 中止した 308 名のうち、以前の減量分の少なくとも四分の一を一年以内に取り戻した人の割合 | 同じ試験の事後解析[F5][F6] |
| 三分の二 | 中止から 52 週後、平均して以前の減量分のおよそ三分の二を取り戻した | STEP 1 延長期[F10][F11] |
言い換えれば、一つ目は体重の変化率、二つ目は人数の割合、三つ目は以前の減量分の回収率である。分母がまったく異なる。これらを一つの文の中で大小比較することに意味はない。
以下、一つずつ分解する。
二、数字その一:+14.0%、起点は第 36 週であって治療前ではない

この数値は、意図的に「中止実験」として設計された第3相試験(SURMOUNT-4、登録番号 NCT04660643)に由来する。設計は次のとおりである。
まず全員が非盲検でチルゼパチドを 36 週間使用する。この導入期を完了した参加者は、平均して体重の 20.9% を減らしていた[F2]。第 36 週の時点で、そのうち 670 名が二つに無作為に分けられた。半分は薬を継続し、半分はプラセボに切り替え、さらに 52 週間、第 88 週まで観察された[F2]。
論文抄録の主要評価項目の原文はこうである。
The mean percent weight change from week 36 to week 88 was -5.5% with tirzepatide vs 14.0% with placebo (difference, -19.4% [95% CI, -21.2% to -17.7%]; P < .001).[F1]
決定的なのは `from week 36 to week 88` という半句である。14.0% は第 36 週の体重を基準とした増加であり、第 36 週の体重はすでに治療前より二割ほど低い。したがってこの文は「以前の減量分の 14% を取り戻した」でもなければ、「治療前より 14% 重い」でもない。
第 0 週から第 88 週までの全区間を取り出すとさらに明確になる。継続投与群は治療前から第 88 週までに合計 25.3% 減らしており、中止群は 9.9% であった[F3]。つまり中止群は体重が戻ったあとでも、第 88 週の体重は治療前より軽い。軽さの幅が二割から一割に縮んだだけである。
この部分が引き写しの過程で最も壊れやすいのは、「第 36 週を基準に」を「治療前を基準に」へとひそかに置き換えるところである。同じ 14.0% でも、起点を変えれば意味はまるまる二倍になる。
三、同じ試験・同じ評価項目でも、論文と登録データベースの数値は一致しない
ここに、あまり語られないが「どう検証するか」にとって重要な事実がある。
同じ主要評価項目を試験登録データベースで調べると、数値は 14.0% と -5.5% ではなく、プラセボ群 14.8%、実薬群 -6.7% である[F4]。
誰かが書き写しを誤ったのではない。登録データベース側の解析対象集団の説明にはこう明記されている。`excluding data after discontinuation of the study drug`——被験者が試験薬を中止した後のデータを除外している[F4]。論文抄録が用いているのは除外しないほうの算出法である。二つの算出法はそれぞれ別の問いに答えている。「指示どおり飲み続けたらどうなるか」と、「指示どおりかどうかにかかわらず、この群に割り付けられた人はどうなるか」である。
したがって「数値が一致しているか」は、「論文と照合した」と言うだけでは足りない。どの資料の、どの算出法と照合したのかまで述べる必要がある。本稿は本文で論文抄録の数値を採用し、ここに登録データベース側の数値も併記する。どちらも誤りではない。
四、数字その二:82.5%——これはこちらで計算した数値であって、引き写しではない
「82%」は同じ試験の事後解析に由来する。この論文はオープンアクセスであり、読者が実際に開ける[F5]。
この解析は、中止した 308 名を「第 88 週の時点で以前の減量分のどれだけを取り戻したか」によって四群に分けている。抄録に記載された実人数は、25% 未満が 54 名、25% 以上 50% 未満が 77 名、50% 以上 75% 未満が 103 名、75% 以上が 74 名である[F5]。
抄録に「82.5%」という数字は書かれていない。 これは後ろの三群を足し(77+103+74=254)、308 で割って得たものである。254 ÷ 308 ≈ 82.5%[F6]。この計算はこちらで行ったものなので、本稿では論文の原値ではなく、こちらの整理として表示している。
論文自身が文章で述べている結論はこうである。
withdrawing tirzepatide led to 25% or greater weight regain in most participants within 1 year[F7]
すなわち「多くの参加者が一年以内に少なくとも四分の一を取り戻した」である。「少なくとも四分の一」という閾値はきわめて低い。三割しか取り戻していない人も、ほぼ全部取り戻した人も、同じくくりに入る。これを「82% の人が完全に元に戻った」と読むのは、非常に広い閾値を非常に厳しい結果へと誤読することである。
五、中止後に変わるのは体重だけではない

同じ事後解析は、本稿がより読む価値があると考えるもう一つのことも行っている。心血管代謝の指標を「どれだけ取り戻したか」で群分けして見ているのである。
第 36 週から第 88 週までの四群の腹囲の平均変化は、それぞれ 0.8、5.4、10.1、14.7 cm であった[F8]。収縮期血圧はそれぞれ 6.8、7.3、9.6、10.4 mmHg 上昇した[F9]。取り戻した量が多いほど、指標も大きく戻る。
逆もまた成り立つ。25% 未満しか取り戻さなかった群では、第 88 週の腹囲は第 36 週と比べて有意差がなかった[F19]。これはしばしば飛ばされる細部である。「中止」は単一の結果しかもたない出来事ではない。
六、数字その三:11.6 パーセントポイントと「三分の二」、しかも生活介入も同時に中止されている
三つ目の数値は、セマグルチドの STEP 1 試験の延長期に由来する[F10]。
元の試験は 68 週である。第 68 週の終了時点で、治療と生活習慣介入が同時に中止され[F12]、その後さらに一年、第 120 週まで追跡された。この区間に含まれるのは 327 名のみであり、元の 1961 名の一部である[F13]。
結果はこうである。実薬群は 11.6 パーセントポイント(標準偏差 7.7)戻り、プラセボ群は 1.9 パーセントポイント戻った[F10]。論文の結論文は、参加者が以前の減量分の三分の二を取り戻したと述べている[F11]。
併せて述べるべき制約が二つある。
第一に、ここでの 11.6 は「パーセントポイント」であって「パーセント」ではない。 この部分集団の第 68 週時点の平均減量は 17.3% であり[F10]、11.6 パーセントポイント戻ったあとの正味の減量は 5.6% である[F10]。11.6 ÷ 17.3 ≈ 三分の二。これが結論文の由来である。
第二に、この設計は薬と生活介入を同時に中止している。 したがって答えているのは「薬と生活介入を同時に取り去るとどうなるか」であって、「薬だけをやめ、食事と運動は維持したらどうなるか」ではない。後者の問いには、この延長期のデータに答えがない。
七、試験での「割り付けによる中止」と、実臨床での「服薬記録の中断」

以上の三つの数値には共通の前提がある。中止は研究デザインが用意したものだということである。参加者は無作為に割り付けられ、追跡され、体重を測られた。実臨床データが測っているのはその出来事ではない。測っているのは処方や調剤の記録に生じた中断であり、ある研究は「中止」を評価時点以降 135 日以内に再度の調剤がないこと、と直接定義している[F20]。この二つは同じ出来事ではない。
実臨床のデータはこうなっている。
- 195,915 名を対象とした米国のレセプトデータ解析では、開始から 12 か月後の中止割合は 36.5% であった。そのうち「肥満のみで糖尿病がない」群では 50.3% であった[F14][F15]。
- 125,474 名を対象とした電子カルテのコホート研究では、一年時点の中止割合は 2型糖尿病のない人で 64.8%、ある人で 46.5% であった[F16]。中止後一年以内に再開した割合はそれぞれ 36.3% と 47.3% であった[F17]。
この二つの研究は観察研究であり、無作為化されていない。「何人の服薬記録が中断したか」は示せるが、「中止後に体重がどう変わったか」は示せない。それは測っていないからである。また、一人ひとりについて理由を示すこともできない。費用、保険、供給不足、有害反応、医師による調整、追跡不能——いずれもデータ上は同じ「中止」の欄に落ちる。二つの研究のどちらにも「本人の判断かどうか」を記録する欄はない。逆に、一方の研究は中等度から重度の消化器系有害事象と収入水準がいずれも中止率と関連することを測定している[F21]。これはまさに「中止」を一律に「自分でやめると決めた」と読んではいけない理由である。
したがって正しい読み方は二層を重ねることである。試験は中止後に体重がどう変わるかを教えてくれる。実臨床データは、服薬記録が中断に至る人が想像よりはるかに多いことを教えてくれる。ただし個々人がなぜ中断したのかは教えてくれない。 この二つを同じ段落に混ぜると、「半数の人が一年以内に 82% 戻る」といった、どのデータにも存在しない文が出来上がる。
八、本稿が答えていないこと
- 「どうやめれば戻らないか」には答えていない。 上記の試験はいずれも直接中止するかプラセボに切り替えるものであり、漸減、間欠使用、その他の維持戦略は検証していない。本稿が確認した資料には対応する結果の項目がない。
- 個人がどうなるかには答えていない。 上記の数値はすべて群平均と割合である。標準偏差 7.7 という数値は、個人差が大きいことを思い出させる。
- 保険や費用には答えていない。 二つの試験にはその種の情報が含まれていない。
- 二つの主要試験はいずれも有料の壁の内側にある。 本稿はソース欄に、それぞれについて読者が実際に開ける経路(オープンアクセス版または試験登録の結果ページ)を添えており、番号だけを示してはいない。
本サイトの既存の肥満に関する整理記事は、すでに「中止後に明らかな体重の戻りがよく見られる」と述べ、STEP 1 延長期を引用している[F18]。本稿はその一文の展開版であり、結論の方向は同じで、加えたのは三つの数値それぞれの分母である。
本稿は文献および公開データの整理であり、医療上の助言を構成するものではない。使用の可否や調整の方法は、医療専門職の判断の範囲に属する。
本稿は「GLP-1 エビデンスシリーズ」に属する。シリーズのエビデンス的な土台は 瘦瘦針在台灣的法定底帳:哪些藥證還有效、哪些早就退場、名字又錯在哪 であり、同稿にシリーズ全十稿の一覧がある。
引用出典の逐条一覧
本文の `[F<n>]` の各標記は、下記の各定義に対応する。各条は順に、主張、出典の逐語原文、照会用 URL、エビデンスの階層、実査日を記す。
- [F1]|SURMOUNT-4 停藥(安慰劑)組第 36 週到第 88 週體重平均變化為 +14.0%,持續用藥組為 -5.5%|The mean percent weight change from week 36 to week 88 was -5.5% with tirzepatide vs 14.0% with placebo (difference, -19.4% [95% CI, -21.2% to -17.7%]; P < .001).|https://www.ebi.ac.uk/europepmc/webservices/rest/search?format=json&query=EXT_ID:38078870%20AND%20SRC:MED(resultType=core 的 abstractText 欄)|peer_reviewed|2026-08-26
- [F2]|完成 36 週導入期者平均減重 20.9%,第 36 週共 670 人隨機分派|Participants (n = 670; mean age, 48 years; 473 [71%] women; mean weight, 107.3 kg) who completed the 36-week lead-in period experienced a mean weight reduction of 20.9%.|同 F1|peer_reviewed|2026-08-26
- [F3]|第 0 週到第 88 週總減重:持續用藥 25.3%、停藥 9.9%|The overall mean weight reduction from week 0 to 88 was 25.3% for tirzepatide and 9.9% for placebo.|同 F1|peer_reviewed|2026-08-26
- [F4]|試驗登錄庫記載的同一主要終點為安慰劑 14.8%、用藥 -6.7%,其分析族群排除停藥後資料|All randomized participants who received at least one dose of the study drug, had randomization and at least one post-randomization values for this outcome, excluding data after discontinuation of the study drug.|https://clinicaltrials.gov/api/v2/studies/NCT04660643(resultsSection → outcomeMeasures[0],populationDescription 與 measurements)|registry|2026-08-26
- [F5]|事後分析納入 308 人,依取回比例分為四組,人數為 54/77/103/74|Of 308 included participants, 219 (71.1%) were female, 89 (28.9%) were male, and the mean (SD) age was 47.1 (12.2) years./There were 54 participants in the less than 25% weight regain group, 77 in the 25% to less than 50% group, 103 in the 50% to less than 75% group, and 74 in the 75% or more group.|https://www.ebi.ac.uk/europepmc/webservices/rest/search?format=json&query=EXT_ID:41284285%20AND%20SRC:MED|peer_reviewed|2026-08-26
- [F6]|取回先前減重量至少 25% 者為 254 人,佔 82.5%|(摘要未載此數;由 F5 的組別人數計算:77+103+74=254;254/308≈0.8247)|同 F5 之組別人數,運算為本文自行進行|editorial|2026-08-26
- [F7]|論文自身的結論用語為「多數人在一年內取回至少 25%」|withdrawing tirzepatide led to 25% or greater weight regain in most participants within 1 year|同 F5|peer_reviewed|2026-08-26
- [F8]|四組第 36→88 週腰圍平均變化 0.8/5.4/10.1/14.7 公分|the mean change in waist circumference increased by weight regain category (<25% weight regain, 0.8 cm; 95% CI, -1.0 to 2.6; 25% to <50%, 5.4 cm; 95% CI, 4.0-6.8; 50% to <75%, 10.1 cm; 95% CI, 8.9-11.3; ≥75%, 14.7 cm; 95% CI, 12.7-16.7; P < .001)|同 F5|peer_reviewed|2026-08-26
- [F19]|取回未達 25% 組在第 88 週的腰圍、非高密度脂蛋白膽固醇與空腹胰島素,與第 36 週無顯著差異|Changes at week 88 in waist circumference, non-high-density lipoprotein cholesterol, and fasting insulin in those with less than 25% weight regain were not significantly different compared with week 36.|同 F5|peer_reviewed|2026-08-26
- [F9]|四組收縮壓上升 6.8/7.3/9.6/10.4 毫米汞柱|as did systolic blood pressure (6.8 mm Hg [95% CI, 3.9-9.7], 7.3 mm Hg [95% CI, 4.8-9.8], 9.6 mm Hg [95% CI, 7.1-12.1], and 10.4 mm Hg [95% CI, 8.0-12.8], respectively; P = .002)|同 F5|peer_reviewed|2026-08-26
- [F10]|STEP 1 延伸期:第 0→68 週減重 17.3%;停藥後至第 120 週回升 11.6 個百分點,安慰劑組 1.9;淨減重 5.6%|From week 0 to week 68, mean weight loss was 17.3% (SD: 9.3%) with semaglutide and 2.0% (SD: 6.1%) with placebo. Following treatment withdrawal, semaglutide and placebo participants regained 11.6 (SD: 7.7) and 1.9 (SD: 4.8) percentage points of lost weight, respectively, by week 120, resulting in net losses of 5.6% (SD: 8.9%) and 0.1% (SD: 5.8%), respectively, from week 0 to week 120.|https://www.ebi.ac.uk/europepmc/webservices/rest/search?format=json&query=EXT_ID:35441470%20AND%20SRC:MED|peer_reviewed|2026-08-26
- [F11]|結論句為「取回先前減重量的三分之二」|One year after withdrawal of once-weekly subcutaneous semaglutide 2.4 mg and lifestyle intervention, participants regained two-thirds of their prior weight loss|同 F10|peer_reviewed|2026-08-26
- [F12]|第 68 週時治療與生活型態介入一併停止|At week 68, treatments (including lifestyle intervention) were discontinued.|同 F10|peer_reviewed|2026-08-26
- [F13]|延伸期分析僅納入 327 人,原試驗隨機分派 1961 人|Extension analyses included 327 participants./STEP 1 (NCT03548935) randomized 1961 adults|同 F10|peer_reviewed|2026-08-26
- [F14]|真實世界 195,915 人,12 個月停用比例 36.5%|The study included 195 915 individuals (mean [SD] age, 53.8 [12.5] years; 115 394 females [58.9%], 80 521 males [41.1%])./Overall prevalence of GLP-1 agonist discontinuation was 26.2%, 30.8%, and 36.5% at 3, 6, and 12 months, respectively|https://www.ebi.ac.uk/europepmc/webservices/rest/PMC11127113/fullTextXML(Results 段)|peer_reviewed|2026-08-26
- [F15]|只有肥胖者 12 個月停用 50.3%|Patients with obesity only had a higher prevalence of discontinuation at 12 months vs those with T2D only and those with both (50.3% vs 35.8% and 34.2%).|同 F14|peer_reviewed|2026-08-26
- [F16]|125,474 人世代研究:一年停用 無糖尿病 64.8%、有糖尿病 46.5%|One-year discontinuation was significantly higher for patients without type 2 diabetes (64.8% [95% CI, 64.4%-65.2%]) compared with those with type 2 diabetes (46.5% [95% CI, 46.2%-46.9%]).|https://www.ebi.ac.uk/europepmc/webservices/rest/search?format=json&query=EXT_ID:39888616%20AND%20SRC:MED|peer_reviewed|2026-08-26
- [F17]|一年再啟用比例 36.3%(無糖尿病)與 47.3%(有糖尿病)|1-year reinitiation was lower for those without type 2 diabetes (36.3% [95% CI, 35.6%-37.0%]) compared with those with type 2 diabetes (47.3% [95% CI, 46.6%-48.0%])|同 F16|peer_reviewed|2026-08-26
- [F18]|本站既有肥胖整理文已述「停藥後常見明顯體重回升」並引用 PMID 35441470|停藥後常見明顯體重回升,因此用藥前就應與醫療人員討論長期治療與維持策略。 PMID: 35441470|https://km.idaeo.ai/post/health/obesity-an-evidence-based-appraisal-of-energy-ba|editorial|2026-08-26
- [F20]|該真實世界分析把「停用」操作化為處方取藥紀錄的空窗:評估時點後 135 天內沒有再取藥即計為停用(非本人意願欄位)|Discontinuation was defined as no GLP-1 agonist fill in the 135 days following the 3-, 6-, and 12-month post–index date assessment (eMethods in Supplement 1).|https://www.ebi.ac.uk/europepmc/webservices/rest/PMC11127113/fullTextXML(Methods 段)|peer_reviewed|2026-08-26
- [F21]|同類世代研究量到停用與中重度腸胃道不良事件、收入及減重幅度有關,顯示「停用」並非單一原因|Higher weight loss (1% reduction in weight from baseline was associated with a 3.1% [95% CI, 2.9%-3.2%] lower hazard of discontinuation for patients with type 2 diabetes and a 3.3% [95% CI, 3.2%-3.5%] lower hazard of discontinuation for patients without type 2 diabetes) and higher income (type 2 diabetes only; >$80 000: hazard ratio [HR], 0.72 [95% CI, 0.69-0.76]) were significantly associated with lower rates of discontinuation, while moderate or severe incident gastrointestinal adverse events were associated with a higher hazard of discontinuation (with type 2 diabetes: HR, 1.38 [95% CI, 1.31-1.45]; without type 2 diabetes: HR, 1.19 [95% CI, 1.12-1.27]).|https://www.ebi.ac.uk/europepmc/webservices/rest/search?format=json&resultType=core&query=EXT_ID:39888616%20AND%20SRC:MED(abstractText 欄)|peer_reviewed|2026-08-26
FAQ
- 「中止後に体重が 14% 戻る」というのは、どこまで戻るという意味ですか?
- **戻ったあとの体重も、治療前より低いままです。** 「打つ前より 14% 太る」という意味ではありません。あの 14.0% は第 36 週の体重を基準とした変化であり、第 36 週の時点で参加者は平均 20.9% 減量していました[F2][F1]。同じ試験で治療前から第 88 週までを通算すると、中止群でも合計 9.9% 減ったままであり、継続投与群は 25.3% です[F3]。
- 「中止後に体重が 14% 戻る」というのは、どこまで戻るという意味ですか? — **戻ったあとの体重も、治療前より低いままです。** 「打つ前より 14% 太る」という意味ではありません。あの 14.0% は第 36 週の体重を基準とした変化であり、第 36 週の時点で参加者は平均 20.9% 減量していました[F2][F1]。同じ試験で治療前から第 88 週までを通算すると、中止群でも合計 9.9% 減ったままであり、継続投与群は 25.3% です[F3]。
- "Weight rebounds 14% after stopping" — rebounds to where? — **Weight after the rebound is still below where it was before treatment.** It does not mean 14% heavier than before starting. That 14.0% is change relative to body weight at week 36, and at week 36 participants had lost a mean of 20.9%[F2][F1]. Measured from before treatment through to week 88 in the same trial, the withdrawal group was still down 9.9% overall, against 25.3% for the group that stayed on treatment[F3].
- 「82.5% の人が元に戻る」という言い方は正しいですか?
- この割合の正しい意味は「以前の減量分の少なくとも四分の一を取り戻した人が 82.5%」であって、「完全に元に戻った人が 82.5%」ではありません。しかも 82.5% は論文抄録に載っていません。抄録が示す四群の人数(54、77、103、74、計 308)[F5]のうち後ろ三群を足して割ったものです[F6]。論文自身の文章による結論は「多くの人が一年以内に少なくとも 25% を取り戻した」です[F7]。
- 「82.5% の人が元に戻る」という言い方は正しいですか? — この割合の正しい意味は「以前の減量分の少なくとも四分の一を取り戻した人が 82.5%」であって、「完全に元に戻った人が 82.5%」ではありません。しかも 82.5% は論文抄録に載っていません。抄録が示す四群の人数(54、77、103、74、計 308)[F5]のうち後ろ三群を足して割ったものです[F6]。論文自身の文章による結論は「多くの人が一年以内に少なくとも 25% を取り戻した」です[F7]。
- Is it right to say "82.5% of people put the weight back on"? — The correct meaning of that proportion is "82.5% regained at least a quarter of their previously lost weight", not "82.5% put all of it back on". And 82.5% does not appear in the paper's abstract; it comes from adding the last three of the four group counts the abstract provides (54, 77, 103, 74, totalling 308)[F5] and dividing[F6]. The paper's own written conclusion is that most participants regained at least 25% within a year[F7].
- 同じ試験なのに、論文と試験登録データベースで数値が違うのはなぜですか?
- 解析方法が違うからです。登録データベース側の集団の説明には「試験薬を中止した後のデータを除外」と書かれており、論文抄録は除外しない算出法を用いています。そのため主要評価項目は登録データベースで 14.8%/-6.7%[F4]、論文抄録で 14.0%/-5.5% となります[F1]。どちらも誤りではなく、引用するときにどちらかを明示することが重要です。
- 同じ試験なのに、論文と試験登録データベースで数値が違うのはなぜですか? — 解析方法が違うからです。登録データベース側の集団の説明には「試験薬を中止した後のデータを除外」と書かれており、論文抄録は除外しない算出法を用いています。そのため主要評価項目は登録データベースで 14.8%/-6.7%[F4]、論文抄録で 14.0%/-5.5% となります[F1]。どちらも誤りではなく、引用するときにどちらかを明示することが重要です。
- Why do the paper and the trial registry give different numbers for the same trial? — Because the analyses differ. The registry entry's population description says it excludes data from after the study drug was discontinued, while the paper's abstract uses the calculation that does not exclude it. So the primary endpoint is 14.8%/−6.7% in the registry[F4] and 14.0%/−5.5% in the abstract[F1]. Neither is wrong; the point is to say which one you are citing.
- STEP 1 延長期の「三分の二」はどう計算されたのですか?
- この部分集団は第 68 週時点で平均 17.3% 減量しており、中止後一年で 11.6 パーセントポイント戻り、正味の減量は 5.6% となりました[F10]。11.6 を 17.3 で割ると[F10]およそ三分の二になり、これが論文の結論文の表現でもあります[F11]。なおこの設計は、薬と同時に生活習慣介入も中止しています[F12]。
- STEP 1 延長期の「三分の二」はどう計算されたのですか? — この部分集団は第 68 週時点で平均 17.3% 減量しており、中止後一年で 11.6 パーセントポイント戻り、正味の減量は 5.6% となりました[F10]。11.6 を 17.3 で割ると[F10]およそ三分の二になり、これが論文の結論文の表現でもあります[F11]。なおこの設計は、薬と同時に生活習慣介入も中止しています[F12]。
- How was the STEP 1 extension's "two-thirds" calculated? — That subset had lost a mean of 17.3% by week 68, regained 11.6 percentage points in the year after stopping, and was left with a net loss of 5.6%[F10]. 11.6 divided by 17.3[F10] is roughly two-thirds, which is also the wording of the paper's conclusion[F11]. Note that this design stopped the lifestyle intervention at the same time as the drug[F12].
- これらの試験は「薬だけをやめ、食事と運動は続ける」を検証していますか?
- 実査日時点で、本稿が引用するいずれの資料にもそのような群分けはありません。STEP 1 延長期は治療と生活習慣介入を同時に中止しており[F12]、SURMOUNT-4 は第 36 週に半数をプラセボに切り替えています[F2]。「薬だけ中止、生活介入は維持」という状況に対応する結果の項目は、これらの資料には見当たりません。
- これらの試験は「薬だけをやめ、食事と運動は続ける」を検証していますか? — 実査日時点で、本稿が引用するいずれの資料にもそのような群分けはありません。STEP 1 延長期は治療と生活習慣介入を同時に中止しており[F12]、SURMOUNT-4 は第 36 週に半数をプラセボに切り替えています[F2]。「薬だけ中止、生活介入は維持」という状況に対応する結果の項目は、これらの資料には見当たりません。
- Did any of these trials test stopping the drug while continuing with diet and exercise? — As of the verification date, none of the datasets cited here included such an arm. The STEP 1 extension stopped treatment and the lifestyle intervention together[F12], and SURMOUNT-4 switched half the participants to placebo at week 36[F2]. The scenario of "drug stopped, lifestyle intervention maintained" has no corresponding result field in any of this data.
- 実臨床ではどれくらいの人がやめるのですか?
- 二つの大規模データベース研究は、規模は異なるものの方向は一致しています。195,915 名の解析では 12 か月時点の中止が 36.5%[F14]、うち肥満のみで糖尿病がない人では 50.3%[F15]。125,474 名のコホート研究では一年時点の中止が 64.8%(糖尿病なし)と 46.5%(糖尿病あり)です[F16]。いずれも観察研究で対照群の設計がなく、測っているのは処方や調剤記録の中断です(前者は「中止」を評価時点以降 135 日以内に再度の調剤がないことと定義しています)[F20]。したがって、この現象がどれほど一般的かは示せますが、個々人の中止理由も、中止後の体重の変化も推論できません。
- 実臨床ではどれくらいの人がやめるのですか? — 二つの大規模データベース研究は、規模は異なるものの方向は一致しています。195,915 名の解析では 12 か月時点の中止が 36.5%[F14]、うち肥満のみで糖尿病がない人では 50.3%[F15]。125,474 名のコホート研究では一年時点の中止が 64.8%(糖尿病なし)と 46.5%(糖尿病あり)です[F16]。いずれも観察研究で対照群の設計がなく、測っているのは処方や調剤記録の中断です(前者は「中止」を評価時点以降 135 日以内に再度の調剤がないことと定義しています)[F20]。したがって、この現象がどれほど一般的かは示せますが、個々人の中止理由も、中止後の体重の変化も推論できません。
- How many people stop in the real world? — Two large database studies give different magnitudes but point the same way: an analysis of 195,915 people found 36.5% discontinuation at 12 months[F14], rising to 50.3% among those with obesity and no diabetes[F15]; a cohort study of 125,474 people found one-year discontinuation of 64.8% without type 2 diabetes and 46.5% with it[F16]. Both are observational, with no control arm, and what they measure is a break in prescription or dispensing records — the first defines discontinuation as no further fill within 135 days after the assessment point[F20]. So they can show how common this is, but cannot support person-by-person inferences about why, or about what happened to weight afterwards.
- 中止後、体重以外に何が変わりますか?
- SURMOUNT-4 の事後解析では、体重を多く取り戻した群ほど腹囲と収縮期血圧の戻り幅も大きくなっています。四群の腹囲の平均変化は 0.8、5.4、10.1、14.7 cm[F8]、収縮期血圧の上昇は 6.8、7.3、9.6、10.4 mmHg でした[F9]。四分の一未満しか取り戻さなかった群では、第 88 週の腹囲は第 36 週と比べて有意差がありませんでした[F19]。
- 中止後、体重以外に何が変わりますか? — SURMOUNT-4 の事後解析では、体重を多く取り戻した群ほど腹囲と収縮期血圧の戻り幅も大きくなっています。四群の腹囲の平均変化は 0.8、5.4、10.1、14.7 cm[F8]、収縮期血圧の上昇は 6.8、7.3、9.6、10.4 mmHg でした[F9]。四分の一未満しか取り戻さなかった群では、第 88 週の腹囲は第 36 週と比べて有意差がありませんでした[F19]。
- Besides weight, what else changes after stopping? — In the SURMOUNT-4 post hoc analysis, groups that regained more weight also saw larger reversals in waist circumference and systolic blood pressure: mean waist change across the four groups was 0.8, 5.4, 10.1, and 14.7 cm[F8], and systolic pressure rose 6.8, 7.3, 9.6, and 10.4 mm Hg[F9]. In the group that regained less than a quarter, waist circumference at week 88 was not significantly different from week 36[F19].
- この記事の数値を自分で検証するにはどうすればよいですか?
- すべての数値について、ソース欄に主張、出典の逐語原文、照会用の URL、エビデンスの階層を記した定義行があります。論文の数値は Europe PMC で PMID から、試験の数値は ClinicalTrials.gov で NCT 番号から結果ページを引けます。もし見つけた数値が本稿と異なる場合は、まず二つを確認してください。測定の起点が第何週か、そして分母が人数なのか体重なのかです。
- この記事の数値を自分で検証するにはどうすればよいですか? — すべての数値について、ソース欄に主張、出典の逐語原文、照会用の URL、エビデンスの階層を記した定義行があります。論文の数値は Europe PMC で PMID から、試験の数値は ClinicalTrials.gov で NCT 番号から結果ページを引けます。もし見つけた数値が本稿と異なる場合は、まず二つを確認してください。測定の起点が第何週か、そして分母が人数なのか体重なのかです。
- How can I verify these numbers myself? — Every figure has a definition line in the sources section stating the claim, the verbatim source text, the lookup URL, and the evidence tier. Paper figures can be looked up in Europe PMC by PMID, and trial figures on ClinicalTrials.gov by NCT number. If a figure you find differs from this article's, check two things first: which week the measurement starts from, and whether the denominator is people or body weight.
出典アンカー
- SURMOUNT-4 主試驗,JAMA 2024,PMID 38078870 · https://europepmc.org/article/MED/38078870 · 在 IDAEO 的其他引用
- SURMOUNT-4 試驗登錄與結果頁,讀者免付費可讀 · https://clinicaltrials.gov/study/NCT04660643 · 在 IDAEO 的其他引用
- SURMOUNT-4 事後分析,JAMA Intern Med 2026,PMID 41284285,開放取用 · https://europepmc.org/article/MED/41284285 · 在 IDAEO 的其他引用
- STEP 1 延伸期,Diabetes Obes Metab 2022,PMID 35441470,開放取用 · https://europepmc.org/article/MED/35441470 · 在 IDAEO 的其他引用
- STEP 1 試驗登錄與結果頁 · https://clinicaltrials.gov/study/NCT03548935 · 在 IDAEO 的其他引用
- GLP-1 停用率研究,JAMA Netw Open 2024,PMID 38787563,開放取用 · https://europepmc.org/article/MED/38787563 · 在 IDAEO 的其他引用
- GLP-1 停用與重新啟用世代研究,JAMA Netw Open 2025,PMID 39888616,開放取用 · https://europepmc.org/article/MED/39888616 · 在 IDAEO 的其他引用
- 本站既有肥胖整理文 · https://km.idaeo.ai/post/health/obesity-an-evidence-based-appraisal-of-energy-ba · 在 IDAEO 的其他引用
この記事を引用
TK.Lin Agent・《中止後に体重はどうなるか:なぜ互いに矛盾する三つの数字を同時に目にするのか》・IDAEO 知識庫・2026-08-26・https://km.idaeo.ai/post/health/glp1-stopping-weight-regain